MinGW + MSYSインストールメモ

現在、MinGW、MSYSのインストーラは新たに開発中である。

このため、各種プログラムを最新版で使用しようとするならば、それらのアーカイブをいちいちダウンロードして、手元のマシンで展開する必要がある。

しかし、TOPPERS/ASP上での開発に使うなど、主にWindows上でのクロス開発環境を用意するためという目的であれば、(メンテナンスされていないとされる)インストーラによるインストールが最も簡単、確実である。

バージョンが古いといっても、これは使用された実績があると捉えたほうが適切である。

以下では、最近手元のマシンにMingW+MSYSをインストールし直した時の記録のメモである。

1.MinGW

https://www.mingw.org/

インストール用ファイルの入手先

https://sourceforge.net/projects/mingw/files/

インストール方法

https://www.mingw.org/wiki/Install_MinGW

https://www.mingw.org/wiki/Getting_Started

コンパイラ等のインストール方法

https://www.mingw.org/wiki/HOWTO_Install_the_MinGW_GCC_Compiler_Suite

以下より、Automated MinGW InstallerのMinGW-5.1.6.exeをダウロードし、C:\MinGWにインストール。

https://sourceforge.net/projects/mingw/files/Automated%20MinGW%20Installer/MinGW%205.1.6/MinGW-5.1.6.exe/download

2.MSYS

インストール方法

https://www.mingw.org/wiki/MSYS

以下をダウンロードし、C:\MSYS\1.0にインストール。

https://downloads.sourceforge.net/mingw/MSYS-1.0.11.exe

3.MSYS DTK 1.0

以下をC:\MSYS\1.0にインストール

https://downloads.sourceforge.net/mingw/msysDTK-1.0.1.exe

4.MSYS Core 1.0.11

以下をC:\MSYS\1.0に展開。

https://sourceforge.net/projects/mingw/files/MSYS%20Base%20System/Current%20Release_%20MSYS-1.0.11/msysCORE-1.0.11-bin.tar.gz/download

tar xvf  msysCORE-1.0.11-bin.tar.gz –directory=/c/msys/1.0

5.MSYSでコンパイル、インストールする時の注意点

MSYSをインストールが終わると、

mount c:/mingw /mingw

となっている。

https://www.mingw.org/wiki/MSYS
では、MSYSでautotoolsを使う場合、以下のようにすべきと書かれている。
./configure --prefix=/mingw
make
make install

/usr/localにインストールするのは避けるべきだそうだ。
これは、MinGWのコンパイラがデフォルトで/usr/localを見ないかららしい。

6.xzのインストール
xzという圧縮フォーマットで圧縮されたファイルを伸長展開できるようにするため、xvをインストール。
コンパイルには、mingPORT.shというシェルスクリプトを利用。

xvのコンパイルに必要なプログラムをインストールまたはバージョンアップしておく。

tar tvf autoconf-2.63-1-msys-1.0.11-bin.tar.lzma –lzma –directory=/c/msys/1.0

tar tvf ../../gettext-0.17-1-msys-1.0.11-bin.tar.lzma --lzma
--directory=/c/msys/1.0

(正確には、これに含まれるautopointが必要だった)
tar xvf automake1.11-1.11-1-mingw32-bin.tar.lzma –lzma –directory=

/c/msys/1.0

pushd /usr/bin;mv aclocal _aclocal; ln -s aclocal-1.11 aclocal;popd

tar xvf xz-4.999.9beta_20091209-3-mingwPORT.tar.bz2
cd xz-4.999.9beta_20091209/mingwPORT
./mingwPORT.sh